ホワイトペーパー:可視性の確保|enterprise.netscout.com

ホワイトペーパー:可視性の確保

ホワイトペーパー:SaaS のリアルタイムな可視性とモニタリングの必要性|フルーク・ネットワークス

事業革新をさらに促進し、新たなビジネスチャンスに俊敏に対応するため、企業はニーズを満たすことのできる、サービス型ソフトウェア(SaaS)アプリケーションの展開を急いでいます。こういった動向により、企業のデータセンター・インフラと外部アプリケーションとの間の従来の境界線が曖昧になり、ボーダーレス・エンタープライズが生まれています。事業が SaaS から恩恵を受ける一方、IT 管理者は「SaaS のパフォーマンスと信頼性に対して、誰が責任を持つのか」という問題に直面します。SaaS は従来のデータセンターの資産の多くと関連しているため、企業は IT 部門が SaaS を設定し、その信頼性に対して責任を持つことを期待します。IT 管理者は、SaaS の状況を十分に把握していないため、エンド・ユーザーや顧客のために SaaS の問題をトラブルシューティングすることができない状況です。フルーク・ネットワークスの TruView™ Live を使用して SaaS リソースをプロアクティブかつリアルタイムにモニタリングすることで、データセンターとクラウド間の差が埋まり、IT 部門は、会社のネットワークをエンド・ツー・エンドに管理することができます。

    目次

  • パート I:SaaS 普及の促進要因は?
  • パート II:ボーダーレス・エンタープライズへの移行
  • パート III:今こそ SaaS を管理
  • パート IV:NETSCOUT'S TruView™ Live Solution
  • パート V:フルーク・ネットワークスの TruView Live がもたらすメリット

パート I:SaaS 普及の促進要因は?

サービス型ソフトウェア(SaaS)は、市場で最も急速に成長しているテクノロジーの 1 つです。企業は、社内でアプリケーションをホストする従来のインフォメーション・テクノロジー(IT)クライアント・サーバー・モデルから、Salesforce.com、Oracle、Microsoft、その他多数の大手サードパーティ・ベンダーのクラウドを通じてソフトウェアが配信される「ボーダーレス・エンタープライズ」に急速に移行しています。また、大手企業における SaaS の普及率も加速しています。フォーブス誌の最近の記事によると、「2013 年の 41% から増加し、2018 年までにクラウドのワークロード全体の 59% がサービス型ソフトウェア(SaaS)のワークロードで占められ」1、SaaS の総売上高も 2016 年までに 1060 億ドルを突破すると予想されています。これは、2015.2 年で 21% 増化することになります。2

「2013 年の 41% から増加し、2018 年までにクラウドのワークロード全体の 59% がサービス型ソフトウェア(SaaS)のワークロードで占められます」

出典:フォーブス誌、2015 年

SaaS 市場の爆発的な成長の主な理由に、サード・パーティの SaaS アプリケーションの多様性と革新性が挙げられます。当初は営業や会計ソフトウェアに重点を置いていましたが、現在 SaaS には、顧客関係管理(CRM)やオフィス生産性向上、モバイル用のアプリケーションのほか、コンテンツ管理などのマーケティング支援ツールを含む、多様なクラウドベースのエンタープライズ・アプリケーションが含まれます(図 1 を参照)。では、多くの企業が、従来のデータセンター IT モデルからクラウドベースのアプリケーションに移行しているのはなぜでしょうか?

イノベーションに迅速に対応する SaaS

国際競争が加速し続ける中、企業の IT 部門はオンプレミスでタイムリーに新しいアプリケーションを展開、設定、保守することに追われています。CIO は、現行の IT インフラの維持と、優れたアプリケーションの柔軟性、機能性、アジィリティを求める事業開発の間で板挟みになっています。その中で、SaaS アプリケーションの採用は、迅速かつコスト効果の高い有利な手段と言えます。最新のモバイル、ビジネス・プロセス、および生産性向上アプリケーションも、わずか数クリックで SaaS から利用できます。

SaaS を利用することで、企業は増加するモバイル・ワーカー、そして何よりも重要なのが、会社のお客様に対して、容易にアプリケーションへのアクセスを拡大できます。いつでも、どこででもアクセスできることは、今では贅沢ではなく、必須要件となっています。インターネット利用の 60% はモバイルから行われます。3 Over one billion workers, worldwide, will be mobile in 2015—over a third of the overall workforce.[1.3 Billion Workers to Go Mobile by 2015—Business News Daily]4 Using SaaS, enterprises can more easily extend their application-reach to mobile customers and employees.クラウドベース・アプリケーションが更新、拡張、修正された場合でも、モバイル・ユーザーはデバイスを変えたり、再設定したりする必要はありません。モバイル・ワーカーのデータを安全にバックアップし、保護しなければならないという問題も、セキュアな SaaS クラウドにより完全に解消されます。

図 1.企業における SaaS アプリケーションの多様性。

従来の IT 部門は、エンド・ユーザーの要求への対応にも苦労しています。データセンターのクライアント・サーバー・モデルの下でのユーザーの追加、移動、変更は、時間がかかり、サーバー調達、ソフトウェア・ライセンス、データセンター資産のバックアップと復元、継続的なネットワーク保守といった問題が多く存在します。Harvard Business Review Analytic Services は、最近の調査レポートで、IT エグゼクティブがクラウドベース・コンピューティングを使用する理由の上位に以下を挙げています。

  • 「ビジネスの俊敏性の向上
  • 柔軟なキャパシティ
  • 新しいテクノロジーのより迅速な導入
  • 固定費の低減
  • IT システムの開発/展開初期コストの低減
  • IT アップデート/パッチなしに、常に最新のソフトウェア・バージョン」
  • 出典:Harvard Business Review Analytics Services.5

ユーザーの需要、コスト削減、アジリティの向上がクラウドや SaaS の採用を促進しているのは明らかです。SaaS の使用した分だけ支払う従量課金制は、経済的なだけでなく、必要に応じて展開できる迅速性と柔軟性を兼ね備えています。従業員やパートナーのアクセス・パターンが変化した場合、SaaS は従来のクライアント・サーバー・アーキテクチャではできなかった対応を可能にします。これらの理由から、SaaS は特定のビジネスで根付き始めているのです。

誰が SaaS を利用しているのか?

一見すると、SaaS の機能は中小企業(SMB)に最適に見えますが、大規模なグローバル企業が率先して SaaS を採用しています。ある報告書によると、大企業における SaaS の普及率は 50% に達したといわれています。6 Meanwhile, the adoption rate of traditional mission- critical software in the enterprise is declining.大企業の広く分散された地理的特性に加え、SaaS のオンデマンド能力は、より大きな組織にとって、クラウドベース・サービスを魅力的なものにしています。例えば、世界各地に社員を持つグローバルな大手会計事務所では、複数の拠点でオンサイト・ソフトウェアのライセンスや保守に投資するよりも、いつでもどこでもアクセスできる統一された SaaS アプリケーションを活用しています。一方で、中小企業は一般的によりジオセントリックであり、すでにオンプレミス・インフラに多額の投資を行っているため、それを置き換えたり、放棄することを嫌がります。しかし、中小企業のインフラも老朽化し、置き換えが必要なため、データセンターを補強する実行可能な手段として、そういった企業も SaaS に注目する可能性が高まってきます。

企業におけるミッションクリティカル・ソフトウェアのオンプレミス展開の市場は縮小しています

図 2.出典:データ・ナレッジ・センター

パート II:ボーダーレス・エンタープライズへの移行

大企業による SaaS の採用が増える中、従来のデータセンターとサードパーティ製アプリケーションの境界線が曖昧になるボーダーレス化が進んでいます。後戻りはできません。ボーダーレス・エンタープライズはさらに拡張していきます。企業は SaaS を使用して、顧客により良いサービスを提供し、増加するモバイル・ワーカーに容易に対応しています。しかし、クラウドや SaaS の商用アプリケーションの高度で革新的な利用によって、IT 部門の負担を完全に取り除くことはできません。実際、これまでのプロビジョニングやデータセンターの保守といった役割は、SaaS を一層活用することである程度減るものの、この変化は IT 部門に数多くの新たな課題を突きつけます。

クラウド、SaaS、モバイル、事業革新、アジリティはすべて、今日では「必須アイテム」になっています。しかし、どのようなテクノロジーであろうと、それらを監視、管理、改善するのは以前として IT 部門の仕事です。データセンターの従来の境界線外であってもそのことに変わりはありません。それは、事実上これらのボーダーレス・テクノロジーすべてが、何らかの方法で IT 部門に影響を与えるからです。IT 管理者は、SaaS とクラウドは「自社ネットワークではないから、自分の責任ではない」と言うことはできないのです。最終的にはすべてのアクティビティとデータが、文字通りそして比喩的にも、中央の IT インフラに流れ込むからです(図 3 を参照)。その結果、IT 部門は帯域幅、WAN プロバイダー、テレコミュニケーション、ユーザー・アクセス、受け入れ可能なパフォーマンスの保証に関する問題を抱えることになります。SaaS とクラウドを利用することで、IT 部門は「境界の向こう側」でありながら、データセンターの中核とそのユーザーに影響を及ぼす問題に対応しなければならなくなります。

図 3.新たなボーダーレス・エンタープライズ:ネットワークの境界はなくなりました。

ダウンタイムの回避

エンド・ユーザーや顧客は、自分たちが使用しているのが SaaS アプリケーションなのか、それとも中央サーバーなのかについて関心はありません。重要なのはパフォーマンス、信頼性、そして可用性です。Saas パフォーマンスが低下した場合は、ダイレクトに企業 IT 部門の責任が問われます。ダウンタイムは許されません。パフォーマンス低下は、生産性の損失、あるいは顧客の喪失を意味します。ユーザーに SaaS プロバイダーに問い合わせるように指示しても、これらの問題はタイムリーに解決されません。そしてこの対応の遅れが、収益と顧客満足度の低下に直結します。

たとえ問題が IT 部門の管理が及ばない SaaS に起因していても、事業側は、システムの安定稼働を維持することは IT 部門の役割であると考えます。しかし、境界線が曖昧になり、無くなってしまっていることもあるため、IT 担当者にとってトラブルシューティングと解決が困難になります。アプリケーションのパフォーマンスは、さまざまな変数の影響を受けるため、問題の発生源をすばやく突き止めることは極めて困難です。

問題はどこに?

ユーザー、複数のデータセンター、WAN、リモート・ユーザー、そして SaaS アプリケーションは複雑に関わり合っているため、IT 管理者の作業は困難です。サービスが停止したり、パフォーマンスが低下すると、ヘルプデスクに苦情の電話が殺到します。しかし、SaaS の問題をトラブルシューティングする標準手順はありません。このため、サービスの停止やパフォーマンスの低下が発生した場合、IT 部門は以下を迅速に確認する必要があります。

  • データセンター?アプリケーションのパフォーマンスに問題があった場合、まず最初にデータセンター自体のトラブルシューティングを行う必要があります。データベースに依存するアプリケーションの場合、ログにエラーはありませんか?ネットワーク上のアプリケーション・サーバーは応答していますか?データセンター・ネットワークのルーターは適切に設定されていますか?スイッチ構成に過剰な負荷はありませんか?ファイアウォールまたはエッジ(WAN)スイッチに誤設定がありませんか?トラフィックをブロックしていませんか?優先付けは適切に行われていますか?
  • リモートのユーザーとオフィス?次の問題は、リモート・ネットワーク自体がパフォーマンス問題を引き起こしていないかどうかです。ここで調査すべき点はデータセンターの場合と似ています。ファイアウォールの誤設定、ネットワークの過負荷、あるいは無線干渉はありませんか?WAN 接続は最適化されていますか?
  • WAN プロバイダー?プロバイダーは、適切な帯域幅とサービス品質(QoS)/サービス・クラス(CoS)を提供するために、エッジ・スイッチを適切に設定していますか?WAN サービスのロード・バランシングは機能していますか?WAN セグメントのダウンまたはトラフィック・ルートの変更により、遅延が生じていませんか?
  • SaaS プロバイダー?IT のトラブルシューティング担当者は当然、SaaS プロバイダーの状態も確認する必要があります。報告されるパフォーマンス・レベルはどうですか?残念ながら、SaaS サイトにおけるサービス・レベル・アグリーメント(SLA)に基づくほとんどの性能検査では、一般的な統計情報しか提供されず、特定のユーザー・グループが体験しているパフォーマンス・レベルを確認することはできません。

問題の責任者は?

IT 部門が問題に対して責任を負います。 データセンター、リモート・オフィス、WAN プロバイダー、SaaS クラウドが複雑に影響し合うため、複数の要因がサービスの停止やパフォーマンスの低下に関係している可能性があります。パフォーマンス、信頼性、そして最終的なエンド・ユーザー体験はすべて、好むと好まざるにかかわらず、IT 部門の責任です。トラブルシューティングの最後の確認項目である SaaS プロバイダーは、IT 部門にとっての盲点と言えます。

IT 部門の盲点は SaaS

ほとんどの SaaS アプリケーション、場合によっては WAN 回線プロバイダーは、詳細なレポートを提供しないため、実質的に IT 部門にとって「SaaS は盲点」となっています。プロバイダーのクラウドに対して可視性がないため、問題を迅速に解決するチャンスがありません。プロバイダーが報告する一般的な統計情報は、十分なサービス・レベルを示していたとしても、総合的で具体的ではないため、IT 管理者は特定の問題を突き止めることはできません。このため、内部のトラブルシューティングや目に見えるシステムの点検を再度行わなけれならず、生産性が阻害されます。問題の原因を徹底的に取り除くことにより、IT 部門は、実際には SaaS クラウドに問題があると推測することができるかもしれません。しかし、管理者には、SaaS サポートに問い合わせる前に、問題を突き止める方法がありません。

その上、ウェブ・モニタリング・ツールも通常、プロバイダーからエンド・ユーザー・サイトへの一般的なテストしか実行しないため、役に立ちません。IT センターの構成や実際の使用法も考慮されません。これら受動的なツールは、アクティブかつリアルタイムなエンド・ツー・エンドの可視性やモニタリングを提供しません。

可視性の欠如を理由にすることはできません

可視性がなければ、IT 管理者はどうすることもできません。従来のネットワーク・モニタリング・ツールは、トラフィックが「SaaS クラウドの霧」に入ってしまうと、役に立ちません。それでも事業側は IT 部門の責任を追及します。SaaS の停止やパフォーマンス低下の原因がどこににあっても、可視性の欠如を理由にすることはできません。従業員の生産性、顧客満足、会社全体の業務が危機にさらされます。IT 部門は任務を遂行するための新たなツールを必要としています。

パート III:今こそ SaaS を管理

SaaS モニタリングのアーキテクチャ上の問題の一部はバグではなく、機能にあります。厳重なセキュリティがない場合、SaaS プロバイダーが潜在的な脆弱性や脅威にさらされる可能性があります。それでも、顧客に対しては、詳細なパフォーマンス・メトリクスを明確に示す必要があります。IT 管理者には、セキュリティを犠牲にすることなく SaaS 環境を可視化できる新しいリアルタイムのツールが必要です。SaaS を覆う霧を抜けて可視性を確保し、以下を実行する必要があります。

  • ネットワーク・パフォーマンスの保証
  • サービス・プロバイダーのパフォーマンスの評価
  • 効率的かつ柔軟性のあるパフォーマンス・モニタリングの実現

ネットワーク・パフォーマンスの保証

オンサイトまたはクラウド内かを問わず、エンド・ツー・エンドで継続的にパフォーマンスをベンチマーキングおよびモニターするためには、新しいツールが必要です。ユーザー・グループ、あるいは個人が、サービス停止や遅いアプリケーション・レスポンスを経験した場合、端から端までトラフィックを追跡できるツールが必要です。リアルタイム・モニタリングにより、問題の原因の確認-再確認-不決断を繰り返し行うことはなくなります。これにより、ダウンタイムが最小限に抑えられ、IT トラブルシューティングが合理化します。IT 管理者は問題が社内にあるのか、それとも SaaS プロバイダー側にあるのか、素早く判断することが可能となります。

サービス・プロバイダーのパフォーマンスの評価

企業は SLA に対して支払いをしています。 WAN 回線プロバイダーまたは SaaS アプリケーション・プラットフォームであるかを問わず、これらの SLA 契約に基づいて、企業には合意されたレベルのサービスを受けているかどうかを知る権利があります。企業は、ボイス・オーバー IP(VoIP)、SaaS アプリケーション、あるいは WAN リモート LAN 接続を購入し、ベンダーが SLA の責任を果たしているということを前提に、その代金を支払っています。

リアルタイム・モニタリングは、生産性を阻害する根源を追跡できるだけでなく、企業は、プロバイダーが提供している実際のサービス・レベルをリアルタイムで確認できます。ほとんどの場合、パフォーマンスは徐々に低下し、エンド・ユーザーからの苦情も多くありません。サービス品質(QoS)またはサービス・クラス(CoS)が合意されたレベルに達していない場合、より大きな問題に発展する前に、ネットワーク管理者は問題を解決するようにベンダーに通告することができます。ベンダーのパフォーマンス・レベルを経時的に追跡・記録することで、企業は、SLA が履行されていないことを検知できます。その場合、SLA の不履行を理由に、別のベンダーを選定したり、より有利なサービス料を交渉できます。あるいは、問題の正確な性質が明確に特定されている場合は、ベンダーとより緊密に協力して、パフォーマンスの低下に歯止めをかけることができます。  

効率的かつ柔軟なパフォーマンス・モニタリング

ボーダーレス・エンタープライズの絶え間ない変化によって、新しいモニタリング・ツールは、革新を推進するアプリケーションと同じように、柔軟性と俊敏性を兼ね備えている必要があります。ネットワーク条件の変化に合わせて、柔軟かつ容易に展開(さらに再展開)できなければなりません。エンド・ユーザーのアクセス、スイッチ、WAN トラフィックなど、渋滞の起きやすい重要な地点を一元的に監視・追跡する必要があります。そうすることにより、管理者はネットワーク接続の経路全体をはっきりと確認することができます。

パート IV:NETSCOUT'S TruView™ Live Solution

SaaS システムがダウンした場合、IT 管理者は、評判を損なうことのないよう、迅速に対応することが求められます。しかし、見えないものを直すことはできません。数十年ものネットワーク・モニタリングの実績を持つフルーク・ネットワークスは、IT 部門の主導権と可視性を取り戻すために、TruView Live を開発しました。IT 管理者は TruView Live を使用して、エンド・ユーザーからクラウドまで、ネットワーク全体をエンド・ツー・エンドで、リアルタイムにモニタリングすることができます。TruView Live は、アクティブかつリアルタイムなネットワーク・パルスを使用して、自動または手動で情報を取得し、ビジネス・アプリケーションのパフォーマンス問題の根源を突き止めます。

TruView Live を使用することで、IT 管理者は以下を実行できます。

  • ネットワークのエンド・ツー・エンドの可用性とパフォーマンスを、1 つのダッシュボードからリアルタイムにモニタリング
  • アラートの受信とパフォーーマンスしきい値を設定し、ユーザーの問題に発展する前に問題を解決
  • 問題を切り分けてプロアクティブに対応し、業務の生産性を維持
  • 必要に応じて、SaaS パフォーマンスと SLA の正確なレポートを経営陣に提供

結果的に、TruView Live を使用することで IT 部門を受身的な対応を余儀なくされることがなくなり、ビジネスの問題に発展する前に、SaaS やネットワークの多くの問題を阻止できます。壊滅的な機能停止が生じた場合、IT 管理者は、TruView Live を使用して問題を切り分け、解決に向けて迅速に対応することができます。原因の究明に何時間も費やす必要はありません。

TruView Live とそのアクティブ・ネットワーク・パルス・テクノロジーのシステムは、アーキテクチャ的に異なる次の 3 つの展開方法(図 4 を参照)で提供されます。

  • TruView Pulse
  • 仮想パルス
  • グローバル・パルス
図 4.TruView Live は、ローカル、地域、またはグローバルに配置されたネットワーク・パルスからリアルタイムなレポートを配信します。

TruView Pulse

TruView Pulse は、プラグ・アンド・プレイ式の 10Mb/100Mb/1Gb イーサネット・ポートを搭載し、小型のアクティブ・テスト機能を備えたマイクロ・アプライアンスで、ネットワークのほとんどすべてのセグメントに配置できます。エージェントレス・アーキテクチャを採用しているため、システム管理者は配線ボックス、サブネット、あるいはデータセンター内の任意の場所に TruView Pulse を接続できます。TruView Pulse は自動的に同期を行い、TruView Live ダッシュボードに報告します。管理者は、展開された各 TruView Pulse アプライアンスをこのダッシュボードで一元的に設定できます。パワー・オーバー・イーサネット(PoE)機能も備え、多目的な用途に活用できます。IT 部門は、ネットワークの進化や再構成に合わせて、あるいは問題が発生しやすい場所に、配置・移動して、必要なパフォーマンス・データを入手できます。

仮想パルス

Virtual Pulse は、Red Hat Enterprise、Ubuntu、Amazon AMI、Windows 7/8、および Windows Server 2008/2012 にすぐにダウンロードしてインストールできるソフトウェアベースのテスト・ツールです。ある場所で即座にリアルタイムなモニタリングが必要な IT 管理者にとって特に役立ちます。IT 部門は、Virtual Pulse を希望の場所にインストールするだけで、、容易に TruView Live のダッシュボードを通じてリモートのネットワーク情報をモニタリングできます。

グローバル・パルス

Global Pulse は、世界中に戦略的に配置されたパブリック・センサーで、接続やパフォーマンスを継続的にモニタリングします。システム管理者は、世界中のパルス・ポイントを通じて、自分の場所のトラフィックの送受信を使いやすいダッシュボードに表示し、接続性やパフォーマンスの問題を切り分けることができます。Global Pulse は現在、世界中に地理的に分散された次の地域からパブリック・ネットワークのトラフィックをモニタリングしています。

  • 米国、カリフォルニア
  • アイルランド、ダブリン
  • ドイツ、フランクフルト
  • 米国、オレゴン
  • ブラジル、サンパウロ
  • シンガポール、マレーシア
  • オーストラリア、シドニー
  • 日本、東京
  • 米国、バージニア

今後、パブリック・パルス・ポイントがさらに追加され、Global Pulse のリアルタイムなモニタリング範囲が世界的に広がる予定です。

エンド・ユーザーやクラウドベース・サーバーなど、TruView Live はどこででも使用できます。TruView Live ダッシュボードはアクティブ・パルスを使用して、次のネットワーク条件に関する詳細なレポートおよびモニタリングを提供します。

  • DNS の遅延
  • ネットワークの遅延
  • クライアントの遅延
  • サーバーの遅延
  • アプリケーションの遅延

これらのツールにより、IT 管理者はリアルタイムかつエンド・ツー・エンドな可視性を得ることができます。IT 部門は、SaaS、クラウド、WAN 接続をモニタリングして、今まで果たせなかった責任を果たし、プロアクティブに対応することが可能となります。

使用した分だけ支払う TruView Live

多くのモニター・システムと同様、TruView Live はフルーク・ネットワークスが提供する、使用し分だけ支払う従量課金制のサービスです。企業はボーダーレス化を進めるにあたって、過剰なプロビジョニング、またはプロビジョニングの不足を回避することができます。他の多くの SaaS ソリューションとは異なり、TruView Live は長期契約によって束縛されることはなく、より包括的でお手頃な価格のソリューションとなっています。TruView Live モニタリングの追加、削除、または変更は簡単に行えます。

TruView Live のダッシュボード

パート V:フルーク・ネットワークスの TruView Live がもたらすメリット

TruView Live は、ネットワーク管理において歴史のある、最も信頼される会社によって開発およびサポートされています。実績あるフルーク・ネットワークス製品は、多くのネットワーク管理者に知られています。IT 管理者やデータセンターは、TruView Live を使用して、ボーダレス・エンタープライズに対応し、企業の期待を上回るパフォーマンスを実現できます。

  • SaaS、WAN、クラウド・プロバイダーのパフォーマンスと SLA に対するアカウンタビリティ
  • アプリケーションの場所を問わない、エンド・ツー・エンドなネットワークの可視性
  • エンド・ユーザーと社員の満足度および生産性の向上
  • 積極的なモニタリングによる、対応の早い IT 部門とヘルプデスク、および迅速な問題解決

企業のボーダーレス化が今後さらに進む中、IT 担当者やデータセンターは、ネットワークがどこにあるかに関わらず、ツールを使用して問題を解決することができます。

参照文献

  1. Columbus, Louis.“Roundup of Cloud Computing Forecasts and Market Estimates, 2015.”Forbes Magazine.2015.
  2. Ibid.Forbes Magazine.
  3. Sterling, Greg.“Report:60 Percent Of Internet Access Is Mostly Mobile.”Marketing Land.2014.
  4. Meilach, David.“1.3 Billion Workers to Go Mobile by 2015.”
  5. Harvard Business Review.“How the Cloud Looks from the Top:Achieving Competitive Advantage In the Age of Cloud Computing.”
  6. Computer Economics.“Larger Companies Lead SaaS Adoption.2013.

ここに記載される商標、サービスマーク、および類似する製品の権利は、それぞれの所有者に帰属します。

 
 
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