データ・シート:AirMagnet スペクトラム XT|NetScout
データ・シート

AirMagnet スペクトラム XT

AirMagnet スペクトラム XT は、パフォーマンス上の問題をより速く、またより正確にトラブルシューティングするために詳細な RF 解析とリアルタイムの WLAN 情報を組み合わせて提供する、業界初のプロフェッショナル・スペクトラム・アナライザー・ソリューションです。

ネットワークの総合パフォーマンスでの「RF 干渉がもたらすインパクト解析」という見方は、問題の根源を探し出すことに役立ちます。AirMagnet Spectrum XT は WLAN ネットワークのトラブルシューティングおよび配置を手がけるネットワークエンジニア / インテグレータのための理想的なソリューションと言えます。一般的に使われ、また便利な USB 形態をとっているため、どのノートパソコン、ネットブック、またはタブレット PC でもお使いになれます。

モバイル・スペクトラム・アナライザー向けの業界最大規模の RF 干渉分類データベースが装備された AirMagnet スペクトラム XT は、Bluetooth、コードレス電話、ZigBee、電子レンジ、無線ゲーム・コントローラーなどの非 WLAN デバイスを含む個々の RF 干渉源の検出、識別、探索に役立ちます。また、AirMagnet スペクトラム XT のユーザーは、繰り返される RF パターンを自動的に検出して、環境内で検出された RF 干渉源のカスタム署名を作成するユニークな機能も活用できます。

リアルタイム FFT

AirMagnet スペクトラム XT の FFT グラフは、周囲環境の RF エネルギーの現在、最高、最頂、および平均の RF 信号レベルをリアルタイムで表示します。また、ユーザーは、リアルタイムの FFT グラフにチャネルの負荷サイクルを重ねて表示することもできるので、ネットワークのパフォーマンスに最大の影響を与える RF 干渉源を検出し、焦点を当てる作業を効率化できます。

スペクトル密度

スペクトル密度グラフでは、現在のキャプチャー・セッションに頻繁に生じる信号のライブ情報が表示され、ネットワークにおける長期間の情報を確認することができます。稀なトランスミッターを識別するのに有用です。

スペクトグラム

スペクトログラム・グラフは、WLAN ネットワークの問題を引き起こす可能性がある RF エネルギーの周期的なスパイクあるいはバーストを確認するために RF 環境のスクロール履歴を提供し、スペクトラムを長期的に把握できます。

干渉出力

干渉パワー・グラフは、選択したチャネルの干渉デバイスの平均出力測定値を表示します。

図 1-A:RF スペクトル・グラフ

負荷サイクル

負荷サイクル・グラフは、どの頻度で干渉信号があるかを表示します。デューティサイクルが高いと、干渉が絶えず発生し、影響を受けるチャンネルの問題となっていることを意味します。

スペクトログラム

イベント・スペクトログラム・グラフは、過去 5 分以内に検出された干渉デバイスに関するリアルタイムな情報を視覚的に表示します。デバイスによって影響される出力レベルおよびチャンネル / 頻度などの情報が含まれます。

チャンネル出力

チャネル・パワー・グラフは、選択した無線バンドのすべてのチャネルに対する、最大および平均のパワー・レベルを示します。

チャネル負荷サイクルおよび干渉出力対時間傾向

これらの傾向グラフは、ノイズフロア以上で、かつ特定の時間範囲にわたって選択したチャネル上で動作している干渉デバイスの最大平均出力測定値以上の、チャネルの平均出力を示します。

図 1-B:RF スペクトル・グラフ

ユニークな RF 干渉および Wi-Fi インパクト解析

WLAN のパフォーマンスを最大限に活用するために、AirMagnet Spectrum XT は WLAN トラフィックおよびデバイス解析を使って RF スペクトル解析の力を合わせ、ワイヤレストラブルシューティングに革命的なアプローチをもたらしました。どのサポートワイヤレスアダプタでもプラグに差すことができ、さらに直ちに RF の干渉の影響、あるいは WLAN の総合パフォーマンスの干渉ソースが単一スクリーンに表示されます。

AirMagnet Spectrum XT はまた環境およびコンフィグアされた設定で作動する全 Wi-Fi デバイスの完全なインベントリを表示します。複数の Wi-Fi チャートを使って早く、また効率的に問題を解決できます:

  • AP 信号の強度
  • 速度 / アドレス / メディア毎のチャンネル
  • CRC 10 / 再試行毎のトップ AP
  • チャンネルSNR、エラー / 再試行
  • チャネル利用率
  • チャンネルの占有率

図 2:RF 干渉および Wi-Fi インパクト解析

干渉ソースの自動識別および場所の割り出し

AirMagnet スペクトラム XT は、WLAN ネットワークに干渉してそのパフォーマンスを下げる多くの非 WLAN ソースをリアルタイムで検出および識別します。広範なデバイスあるいはソース・リストには、Bluetooth デバイス、デジタルおよびアナログのコードレス電話、業務用なおよび家庭用電子レンジ、無線ゲーム・コントローラー、デジタル・ビデオ・コンバーター、HFSS デバイス、ベビー・モニター、RF ジャマー、レーダー、モーション検知機、ZigBee デバイスなどが含まれます。

ピークおよび平均出力、最初および最後の閲覧時間、中心周波数、影響を受けたチャンネル、ソースが検知された数やそれ以外の項目が詳細に表示されます。ひとつの PC に接続される Bluetooth アダプタを使って AirMagnet Spectrum XT は、Bluetooth 干渉解析をより効果的に行うために、ID、氏名、サービスなど Bluetooth 情報を提供します。

AirMagnet Spectrum XT に内臓された「デバイスロケータツール」を使って、RF 環境で作動する Wi-Fi あるいは非 WiFi 干渉ソースを見つけることができます。デバイスロケータツールはガイガーカウンターとして機能し、デバイスに近づくと発信音の音量が大きくなります。

図 3:RF 干渉源の自動検出

RF 干渉源を独自に識別

通常、RF スペクトル・アナライザを所有するユーザーは、RF 干渉源を検出および識別するためのデフォルトのシグネチャまたは分類を作成する際、ベンダーに依存する必要があります。これらの干渉源へのタイムリーな対応は、WLAN ユーザー向けに最適なパフォーマンスを確保する上で、環境または企業ネットワークにとって重要です。スペクトル・アナライザのベンダ自身も、独自の分類データベースを最新状態に維持するため、WLAN ネットワークに大混乱を引き起こす可能性のある、ユニークな RF 干渉源すべてを作成したり、挿入する作業に苦労しています。

このハードルを克服し、すべての RF 干渉源に対して「ゼロデイ」対応をユーザーに提供するため、AirMagnet Spectrum XT では、RF 環境を監視する業界初の自動化スペクトル分析機能を導入し、これらの「不明な RF 干渉源」からのユニークな反復 RF パターンを観察します。関心のあるパターンが検出および分類されると、将来のアラート用に、カスタマイズされたシグネチャを作成するオプションがユーザーに提供されます。ユーザーは、この機能を使用することにより、ベンダーが定期的に発行する分類アップデートに依存することなく、自分のネットワークにおけるパフォーマンスに関する問題を早期にトラブルシューティングできるようになります。

図 4:干渉源を検出して分類

他の AirMagnet ツールとの統合

AirMagnet WiFi Analyzer PRO

AirMagnet スペクトラム XT と AirMagnet WiFi アナライザー PRO を同じ PC で使用する場合、RF スペクトルでは各チャネルの非 WLAN 干渉を確認できます。単調なカラーインジケータは RF の干渉ソースが WLAN ネットワークのパフォーマンスに与える影響レベルを示します。この情報により現在および計画中の WLAN 下部組織で使用するチャンネルを設定することができます。

AirMagnet Survey PRO

WLAN の展開の前に、RF スペクトラム掃引を実行して環境内に干渉源のデバイスが動作していないことを確認するようお勧めします。AirMagnet Spectrum XT と AirMagnet Survey PRO を同じ機械で使用する場合、RF スペクトル調査を能動的 / 活動的に行う、または同時に取り除きを行うことができ、時間を短縮します。AirMagnet Spectrum XT の AirMagnet Survey で検出した干渉ソースのリストが表示されます。

この統合により、AirMagnet Survey の範囲内のヒートマップが表示されます。例えば:

  • チャンネル出力ヒートマップではワイヤレススペクトルの各チャンネルで検出した出力レベルが色分けされて表示されます。
  • 干渉出力 / ロケーションヒートマップではサイト調査中に検出されたデバイス、あるいは非 WLAN 干渉ソースが表示されます。

図 5:AirMagnet WiFi アナライザー との統合

図 6:AirMagnet サーベイ PRO との統合

記録と再生

AirMagnet Spectrum XT では、RF スペクトルスキャンをハードメモリとして保存することができるため、後々に内容をキャプチャして解析することできます。便利な「jump-to(ジャンプ)」機能を使用すると、キャプチャ・ファイル内で、スキャン中にキャプチャされた干渉の開始時まですばやく移動できます。WLAN ネットワークへの Layer 1 Denial of Service(サービス拒否)を調べる際に非常に役立つ情報となります。保存されたトレースファイルは共同解析やトラブルシューティングのためにユーザー間で共有することができます。

AirMagnet Spectrum XT のインスタントリプレー機能は最新のスペクトラム情報を、まるで初めてライブで見るかのように、再生することができます。

統合されたレポート

AirMagnet Spectrum XT の統合レポーターを使用すると、RF スペクトルの分析セッションを専門的なレポートに変えることができます。AirMagnet Spectrum XT はRF スペクトルのグラフ、Wi-Fi チャート、現在の環境に対する RF 干渉源のリストなどの情報を利用して、カスタマイズ可能なレポートを生成できます。レポートは、Word、RTF、および PDF 形式でエクスポートできます。

図 7:録画および再生機能

図 8:統合レポート

製品情報

部品番号 詳細
AM/B4070 AirMagnet スペクトラム XT(USB ベース)
AM/A4040 AirMagnet 指向性アンテナ

技術仕様

周波数範囲 2402~2494 MHz
5160~5330 MHz
5490~5710 MHz
5735~5835 MHz
4910~4990 MHz
USB 仕様 幅:38.1mm
長さ:108.2mm
高さ:8mm
重量:31.2g
動作温度:0 ~ 70 ℃(32 ℉ ~ 158 ℉)
DC 出力 電圧源:5v
有効電力:2 W
キャプチャ制限 ハードディスクの空き容量に基づく
振幅確度 ± 2 dB
分解能帯域幅 156.3 kHz
最大入力 0 dBm
掃引時間 64 ミリ秒/20 MHz、または 64 ミリ秒/チャネル

システムの最低条件

詳細 必要条件
アダプター AirMagnet Spectrum USB アダプター(RF スペクトラム・データの表示と非 Wi-Fi 干渉源の分類に必要)
ラップトップ / タブレット PC

オペレーティング・システム:

  • Microsoft® Windows 7 Enterprise/Professional/Ultimate 64ビット
  • Microsoft® Windows 8.1 Pro/Enterprise 64ビット
  • Microsoft® Windows 10 Pro/Enterprise 64ビット
Intel® Core™ 2 Duo 2.00 GHz(Intel® Core™ i5 以上を推奨)
2GB RAM 必須 (4GB 推奨)
ハードディスクの空容量 250 GB
Microsoft .NET Framework 2.0
Apple® MacBook® Pro

オペレーティング・システム:

  • Boot Camp® を使用して Windows OS(「ラップトップ / ノートブック / タブレット PC」に記載される通り)を実行する MAC OS X v10.9 以上
Intel®ベース 2.2 GHz Core 2 Duo 以上
2GB RAM 必須 (4GB 推奨)
ハードディスクの空容量 250 GB
Microsoft .NET Framework 2.0
NetScout OptiView® XG ネットワーク解析タブレット

次のいずれかの OS を実行する NETSCOUT OptiView XG ネットワーク解析タブレット:

  • Microsoft® Windows® 7 Professional SP1 64ビット OS または
  • Microsoft® Windows® 10 Professional 64ビット OS

サポートされているアダプターの完全リストについては、AirMagnet スペクトラム XT の 製品ページ をご覧ください。

 
 
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