アプリケーション・ノート:OneTouch™ AT / ClearSight™ トラブルシューティングおよび解析キット|enterprise.netscout.com

アプリケーション・ノート:OneTouch™ AT / ClearSight™ トラブルシューティングおよび解析キット

ネットワーク・アシスタント

図 1:OneTouch™ AT / ClearSight™ トラブルシューティングおよび解析キット

OneTouch AT ネットワーク・アシスタントは、そのオートテスト機能やその他の機能で、ほとんどのネットワークの問題を迅速に解決できるものの、場合によっては、根本原因を突き止めるためにトレース・ファイルの解析が必要になることがあります。これは、アプリケーションの問題が非常に複雑であるためだったり、第三者に問題の原因が自分にないことを証明するためです。NetScout の最近の調査によると、顧客は発生する問題の19%で、パケット解析を実施していると報告しています。

OneTouch AT 3000 / ClearSight アナライザー・バンドルは、パケットのキャプチャと解析のプロセスを合理化するように設計されています。OneTouch AT は、問題を特定するために、最も高速かつ簡単にパケットをキャプチャする方法を提供します。一方で、ClearSight アナライザーの独自のアプリケーション重視の解析は、アプリケーションのパフォーマンス問題に対する分かりやすいビューを提供します。

パケット・キャプチャー

エンドユーザーの問題をトラブルシューティングするために、パケットをキャプチャする必要性が出た場合、技術者は2つの一般的なアプローチから選ぶことができます。1つめは、スイッチでミラー・ポートを設定する方法です。これには、スイッチにログインし、パケット・ストリームのコピーをアナライザーがキャプチャする別のポートに送信するようにスイッチの設定を変更する作業が発生します。このため、スイッチへのアクセス権が必要になり、適切なパケットがミラーリングされていることを確認し、セットアップの間違いで多数のユーザーがネットワークにアクセスできないような事態を避けるための専門知識が求められます。これらの理由から、ほとんどの技術者はミラー・ポートを設定する際に支援を必要とします。

2つめのアプローチでは、タップを使用します。これは、ユーザーの PC とインライン接続し、パケットのコピーをアナライザーに送信するハードウェア装置です。ほとんどの技術者はタップを携帯してないため、必要になった時にそれを取りに行き、トラフィックをキャプチャする前に、それを挿入する場所を探さなければなりません。タップをネットワーク内に設置することもできるものの、このような複雑なシステムを取り扱うことは、スイッチを再設定するのと同じような問題を生じさせます。

どちらのアプローチも、ミラー・ポートを設定、またはタップを設置し終えた頃には、問題が消えている可能性があるという弱点を抱えています。残念ながら、問題が再発する可能性が高いため、ヘルプデスクへの多数の問い合わせが繰り返されます。
 

ネットワーク・アシスタント

図 2:OneTouch™ AT の接続ポート

OneTouch AT の内蔵タップ

OneTouch AT は、迅速かつ簡単にパケットをキャプチャできるタップを備えています。ユーザーの PC とネットワークの間に物理的に接続されるため、探しているパケットをキャプチャするように最初から設定されています。パッシブ・デバイスとして動作するため、パケットを収集している間、ネットワークに問題を引き起こすことはありません。

簡単に使えるものの、OneTouch AT は簡易タップにはない高機能を提供しています。パワー・オーバー・イーサネットは、パススルーされるだけでなく、リアルタイムで測定されます。外部トランシーバなしに、メタル線と光ファイバーをサポートし、全二重のキャプチャもサポートしているため、バッファー付きのアグリゲータタップは必要ありません。
 

接続マップ

図 3:OneTouch™ のインライン接続の例

 

OneTouch AT には、2GB キャプチャ・バッファーを備えているため、ほとんどの単一エンドユーザーのアプリケーション問題にも対応できます。パケット・キャプチャ設定を使用することで、このスペースをより効率的に使用できます。

フィルター – フィルターを設定することで、OneTouch にパケットのサブセットのみをキャプチャーさせることができます。フィルターは、MAC アドレス、IP アドレス、VLAN 番号、または IP ポートに対して設定できます。特定のパケットをキャプチャしないように「NOT」設定を使用でき、IPv6 パケットも除外できます。

フレーム分割 – 各フレームの最初の「n」バイトのみをキャプチャするように制限できます。n は、64 から 9,600 の範囲で設定できます。タイミングやパケット紛失の問題を解決するの必要なパケットの重要なヘッダー情報のみをキャプチャすることで、ストレージ容量の節約になります。

接続 – 問題を抱えるユーザーから/へのアプリケーション・トラフィックをキャプチャする最も簡単な方法はインライン・モードであるものの、OneTouch AT は、「ポート Aのみ」、2 つのポートを集約する「ポート A と B」のキャプチャをサポートしています。このモードは、外部の全二重(デュアル・ポート)タップに接続するのに使用できます。オートテスト機能により、ユーザー PC なしに OneTouch AT はオートテストで生成されたトラフィックをキャプチャしてサーバーの応答をテストでき、Wi-Fi モードにより、802.11/a/b/g/n/ac トラフィックのキャプチャを可能にします。

VoIP キャプチャ – このモードでは、インライン・トラフィックがキャプチャされ、通話先、通話の長さ、品質スコアなどのコール統計情報が表示されます。パケット数、エラー、紛失、ジッターなどの主要パラメータが表示されます。これらのキャプチャーから ClearSight アナライザーは、通話品質レポートを生成でき、通話内容を再生することもできます。

キャプチャ・ファイルへのアクセス

OneTouch AT は、パケット・キャプチャを PCAP 形式(ClearSight やその他の一般的なアナライザーで簡単に読み取り可能)で取り外し可能な SD メモリ・カードに保存します。SD カードを使用してキャプチャ・ファイルを PC に移動できます。SD カード・リーダーを備えていない PC の場合は、OneTouch AT に接続された USB メモリ・デバイスにファイルをコピーして移動できます。また、有線または Wi-Fi 管理接続経由で、OneTouch AT のリモート・コントロールまたはクラウド・サービスを使用してファイルをダウンロードすることもできます。このため、テスターの設置場所に移動せずに、複数のキャプチャを取得し、PC にダウンロードできます。リモート・コントロールは、別個の接続を通して行われるため、キャプチャ・ファイルに余分なトラフィックを加えることなく、キャプチャ設定を含め、OneTouch AT を操作できます。
 

CSA 画面 1

図 4:CSA のアナライザー画面

ClearSight Analyzer

受賞歴を誇る ClearSight アナライザー (CSA) は、高度なアプリケーション重視のモニタリングおよびパフォーマンス解析を提供します。これにより企業のネットワーク管理者およびエンジニアは、多重プロトコルのネットワーク環境でアプリケーションとネットワーク・パフォーマンスの問題のメンテナンス、診断、解決が可能となります。ClearSight アプリケーション・アナライザーは最も一般的なプロトコル(有線と Wi-Fi の両方)をサポートしており、ユーザーは Wireshark デコードをインポートしてオープンソース・コミュニティを大いに活用できます。このことから、ClearSight アプリケーション・アナライザーは市場で最も多目的なプロトコル解析ツールといえます。
 

CSA 画面 2

図 5:CSA のネットワーク健全性の概要画面

 

アプリケーション重視の解析

CSA は、シンプルで直観的なフロント・ページによって、ネットワーク上のアプリケーションのヘルス状態の包括的でハイレベルな概要を提供します。更なる詳細にアクセスするには、この枠組みからさらにをドリルダウンすることができます。たとえば、HTTP アプリケーションのすべてのアクティビティを表示し、そこからドリルダウンして各サーバのアクティビティを確認したり、さらにサーバ・フローまで掘り下げて、フローの実際のメディア・コンテンツを観察したりすることもできます。この無比のレベルにあるコントロール性と可視性により、アプリケーションの問題を解決するまでの時間を短縮し、ネットワーク全体のダウンタイムを最小限に抑えます。
 

コンテンツ再生

ClearSight アナライザーは、リアルタイム・モニタリング中のフローやトレース・ファイルからオーディオおよびビデオ・コンテンツを再構成できます。さらに、E メールの交換、IP 経由での FAX 送信、インスタント・メッセージ、HTTP ベースのウェブページも再構成できます。これはコンプライアンス違反の証明やマルチメディア品質の視覚化として非常に貴重です。
 

オーダー情報

 モデル番号
 詳細
1T–3000-CSA OneTouch AT 1T-3000 のキットに、パケット・キャプチャのデコード用の ClearSight™ アナライザー・ソフトウェア(Microsoft Windows PC 版)が収録された CD が付属しています。
GLD–1T3000 1T-3000 OneTouch AT ネットワーク・アシスタントの 1 年間ゴールド・サポート
GLD–SW–1000 CSA-1000 の 1 年間ゴールド・サポート・ソフトウェア・メンテナンス
GLD3–1T3000 1T-3000 OneTouch AT ネットワーク・アシスタントの 3 年間ゴールド・サポート
GLD–SW–1000–3YR CSA-1000 の 3 年間ゴールド・サポート・ソフトウェア・メンテナンス
 
 
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