ボーダーレス・エンタープライズの暗部:ネットワーク・パフォーマンスへの影響|enterprise.netscout.com

ボーダーレス・エンタープライズの暗部:ネットワーク・パフォーマンスへの影響

2015 年 6 月 16日

「ボーダーレス・エンタープライズ」を聞いたことがありますか?これは、ビジネス・プロセスが社内や IT 部門内から始まるのではなく、社内外(境界なく)を自由に流れる近代的な会社のこという造語です。クラウド・コンピューティング、モバイル・テクノロジー、IT 部門のコンシューマライゼーションのすべてが、ボーダーレス・エンタープライズの出現に寄与しています。

メディアの多くも、ボーダーレス・エンタープライズの可能性について話題にしています。今や仕事は誰でも、どこからでも、いつでも行えるようになっているのです。その一方で、ボーダーレス・エンタープライズの暗部についてはあまり取り上げられていません。それは、シャドー IT(IT 部門が把握していないソフトウェアやアプリケーションの使用)が混乱、互換性の問題、そしてセキュリティ上の問題を引き起こす環境のことです。これこそが、語られないボーダーレス・エンタープライズの暗部なのです。

IT 部門はセキュリティの脆弱性を把握していない

IT 部門がネットワーク上に何が存在するのか情報を知らされない状態にされると、セキュリティの脆弱性を発見し、それに対処することが不可能になります。

あらゆるソフトウェアおよびアプリケーションには、固有の脆弱性やセキュリティ・リスクが存在します。IT 部門が使用されるアプリケーションを選び、文書類を調査し、適切なセキュリティで設定することができれば、通常これらの脆弱性に対処することができます。しかし、IT 部門がネットワークで使用されているアプリケーションの存在すら知らなければ、脆弱性が悪用される可能性が高くなります。これにクラウド環境やモバイル・デバイスに内在するセキュリティ・リスクが加わると、セキュリティの問題が対処可能なものから恐ろしいものに変化します。

不要に複雑な IT 環境を生み出す

あるアプリやソフトウェア・パッケージが他のシステムにどのように組み込まれるのか考えるユーザーなどほとんどいません。また、たとえ考えたとしても、その答えを知らない可能性が高いのです。IT 部門は、システム上のすぶてのソフトウェアがどのように連動するか、そして既存のものに何を追加しても問題がないか、何を追加すると問題が生じるかを把握しています。ユーザーが絶えず新しいアプリを勝手に持ち込むボーダーレス・エンタープライズにおいても、IT 部門はすべてが正常に連動する責任を負わされています。シャドー IT は、ネットワークのパフォーマンスに劇的な影響を与える可能性があります。何が問題を引き起こしているのか、それを直すのに何をすべきかはっきりしている訳ではありません。

ボーダーレス・エンタープライズにおけるトレーニングの問題

これまでは、IT 部門はビジネス・アプリのトレーニングやサポートを提供することができました。ボーダーレス・エンタープライズにおいては、これはほとんど不可能になるのです。

IT 部門は、会社のシステムやソリューションについて、社員やユーザーにトレーニングを提供する責任を一般的に負っています。しかし、社員が仕事に何を使用しているのか IT 部門が把握していなければ、これは難しくなります。かつては、トレーニングとは、社員がシステムに危害を加える、あるいはネットワークの脆弱性をさらす行為をやめさせるための重要な手段でした。しかしボーダーレス・エンタープライズでは、社員が正式なトレーニングを受けることが少なくなりました。受けたとしても、物事の仕組みをあまり理解していない同僚からの非公式なものが多いのです。

シャドー IT はソフトウェア・ライセンス契約の不履行を招く恐れがある

ユーザーがボーダーレス環境に持ち込むツールとして、フリーウェアやシェアウェアがよくあります。しかし実際は、これらソフトウェアの中には、ビジネス環境では無償で使用できないものもあるのです。これにより、組織は知らずにソフトウェア使用許諾契約を違反する可能性があります。

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